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西行庵前の紅葉です。この日の、この時だけの色どりに、ときめきを覚えます。
やがてくる厳しい寒さを前にしての、樹木たちの色彩の競演。晩秋にしては
暖かな陽射しを浴びて、一年を凝縮した果てのような美しい光景が展がります。
まさに錦繍です。
下の一枚は Y 様撮影画像を拝借しました。
往路とは違うルートで帰路につきました。
杉木立の中の道がしばらく続きます。この道も金峯神社に続いています。
金峯神社を過ぎての帰路。水分神社、竹林院を目指しています。
吉野水分(みまくり)神社です。水をつかさどる神社ですが、同時に子宝の神としても
信仰されています。社殿は豊臣秀頼の再建と伝えられます。老獪な家康が豊臣家の
資産を減らすために多くの寺社の修築を秀頼に勧めています。
そのために秀頼の援助により再建、修築された寺社や施設はたくさんあります。
水分神社の朱塗りの楼門です。まだ新しいものです。
下の西行像は T さん撮影画像です。当日は巡回展のために貸し出し中でした。
普段は水分神社の回廊に鎮座しています。1785年、江戸の大井定恒によって西行庵に
奉納されたものです。明治の末になって、この水分神社に移されたとのことです。
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