西行ゆかりの地 一覧

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  京都府下・滋賀県の一部  

宇治橋     宇治市宇治

   初めは645年頃にかけられたようです。何度も流出の記録があります。現在の橋は
   1996年に掛けかえられたものです。          

宇治川     宇治市宇治

   琵琶湖から出て瀬田川そして宇治川となります。八幡市域で木津川、桂川と合流します。
   西行時代は宇治橋の下流に巨椋の池がありました。

平等院     宇治市宇治

   源融、源雅信、藤原道長、藤原頼道と伝えられた山荘で宇治殿と称されていました。
   鳳凰堂で有名です。源頼政はこの寺で自刃しました。10円硬貨の図柄。

朝日山     宇治市宇治

   現在の京阪宇治駅から1キロほどの所に興聖寺がありますが、その東にある変哲もない
   山です。しかし古来から多くの歌に詠まれました。

岡の屋     宇治市

   宇治川の木幡あたりの東岸一帯を岡の屋と呼んでいたそうです。現在も地名として残って
   いて宇治川にかかる隠元橋の近くに岡の屋小学校などもあります。

かさどりの山   宇治市

   醍醐の東南にある山です。日野法界寺にも近く、方丈記の作者「鴨長明」の庵もこの付近
   だったようです。ただし現、醍醐山も笠取山と言っていました。

井手      綴喜郡井手

   枕詞は山吹です。旧奈良街道に面していて、山吹を詠んだ井手の歌はたくさんあります。
   同時に蛙の歌もあります。

みづ      伏見区美豆

   朝廷の牧のあったところです。桂川と宇治川の合流点近くにあります。

男山      八幡市八幡

   美豆の少し南にこんもりとしている山が男山です。ここには岩清水八幡宮があります。
   院の小侍従はここの出自です。八幡太郎義家はここで元服。祭神、応神。

いくの     福知山市生野

   京都から天の橋立に向かう途中、福知山市のすこし前にあります。和泉式部の娘の
   小式部の歌によって有名になったところです。

  滋 賀 県  

逢坂山     滋賀県大津市  

   滋賀県側から見た音羽山を指すものと解釈していますが確実ではありません。古来、
   たくさんの歌に詠まれています。

逢坂の関   滋賀県大津市 

   鈴鹿の関、不破の関とともに平安時代の三関でした。ここは滋賀と京都を隔てる関です。
   現在は国道1号線が通っています。関跡の石碑があります。

近江のうみ  滋賀県

   近つ淡海のことです。琵琶湖のことです。昔の近江の国名はここから取ったそうです。
   遠つ淡海は遠江のことです。浜名湖からです。

無動寺    滋賀県

   比叡山東側の無動寺谷に立つお寺を総称していいます。阿闍梨になるためには千日回峰の
   荒行を積まなくてはなりません。その時、無動寺にこもるとのことです。

大乗院    滋賀県

   慈円や親鸞が修行した一宇とのことです。ですが、織田信長の焼き討ちによって、叡山は
   ほぼ灰燼に帰してしまいました。

比良     滋賀県

   滋賀県側から見た山に比良山があります。湖西線には比良駅もあります。西行の歌は
   大原から見て北東の山を比良といっているのでしょう。

志賀の山越  滋賀県

   京都市京都市北白川から叡山に向かう道があります。現在は山中越えといいます。この
   ルートを志賀の山越えと言っているものということです。


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