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    京都写真集    マガジン22号
 
  東山区北部   大谷本廟 六波羅蜜寺 法観寺 六道珍皇寺 清水寺 
            双林寺 長楽寺 白川 法勝寺跡 
  東山区南部   泉涌寺 今熊野神社
        

 泉涌寺
東山の泉涌寺です。泉涌寺の創建については諸説ありますが、850年頃
にはすでにできていたようです。1200年半ば頃にはとても栄えたお寺との
ことです。1242年に四条天皇の月の輪陵が営まれてから、皇室の尊宗を受け、
多くの天皇の陵が作られました。
下の画像は、泉涌寺の仏殿です。急な坂道を下って行ったところに建てられて
いて、こういう建物が谷にあることに驚きます。
中の写真は謡曲「舎利」について説明している立て札、下の写真は陵です。
泉涌寺に隣接する地に今熊野観音寺があります。







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 今熊野観音寺

  「さだのぶ入道、観音寺に堂つくりに結縁すべきよし申しつかはすとて」
                      観音寺入道生光  215ページ
 
  「寺つくる此我が谷につちうめよ君ばかりこそ山もくづさめ」
                       
今熊野観音寺は空海が創建したとも伝えられています。現在は泉涌寺の
塔頭のひとつです。
岩波山家集の215P「さだのぶ入道、観音寺に堂つくりに・・・」の記述は
諸説ありましたが、現在はこの観音寺ということで一応の決着がついて
いるようです。尚、後白河天皇が平清盛に命じて作らせた新熊野神社とは別です。
ここは深山幽谷の感があり、ホトトギスの名所でもあったとのことですから、西行も
当然に立ち寄っている事でしょう。中の画像は本堂です。
         






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