もどる

 京都写真集  マガジン32号  31号

  北区北部    岩倉 長谷  
  北区東部    上賀茂神社 太田神社 
  北区中部    船岡山 雲林院  今宮神社 上品蓮台寺
  北区西部    西向寺 平野神社

 月のすむみおやがはらに霜さえて千鳥とほたつ聲きこゆなり  222ページ
 
 みたらしの流れはいつもかはらぬを末にしなればあさましの世や
  224ページ
 
 みたらしにわかなすすぎて宮人のま手にささげとみと開くめる
  225ページ

 1 賀茂のかたに、ささきと申す里に冬深く侍りけるに、人々まうで
   来て、山里の戀といふことを  146ページ

   「かけひにも君がつららや結ぶらむ心細くもたえぬなるかな」

 2 そのかみこころざしつかうまつりけるならひに、世をのがれて
   後も、賀茂に参りける、年たかくなりて四国のかた修行しけるに、
   又帰りまゐらぬこともやとて、仁和二年十月十日の夜まゐりて幣
   まゐらせけり。内へもまゐらぬことなれば、たなうの社にとりつぎて
   まゐらせ給へとて、こころざしけるに、木間の月ほのぼのと常よりも
   神さび、あはれにおぼえてよみける  157ページ

  「かしこまるしでに涙のかかるかな又いつかはとおもふ心に」

 3 北まつりの頃、賀茂に参りたりけるに、折うれしくて侍たるる程に、
   使まゐりたり。はし殿につきてへいふしをがまるるまではさること
   にて、舞人のけしきふるまひ、見し世のことともおぼえず、あづま
   遊にことうつ陪従もなかりけり。さこそ末の世ならめ、神いかに見
   給ふらむと、恥しきここちしてよみ侍りける  224ページ
 
上賀茂神社   

 上賀茂神社の一の鳥居。
 賀茂川にかかる御園橋を渡ると、下の一の鳥居があります。
 初代の御園橋は明治の頃にできたようです。確実な資料が残っていない
 との事です。
                        


立砂
神の依代(よりしろ)として神聖なものと考えられています。



立砂の説明板です。



上賀茂神社本殿。この本殿の中に、山家集に記述のある、棚尾の社があります。



神社の説明板。



御手洗川です。



賀茂川です。この賀茂川と高野川が合流すると鴨川と名前が変わります。



上賀茂神社外幣殿。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 太田神社

 上賀茂神社の境外摂社です。昔から有名な「大田の沢 カキツバタ群落」
 があります。    2003/05/10撮影

    神山や大田の沢のかきつばた深き頼みは色に見ゆらむ  (俊成)





   前のページ    次のページ