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京都写真集
   マガジン12号  13号

  右京区西部   嵯峨 保津川 二尊院 化野念仏寺 大覚寺 広沢の池 遍照寺 
  右京区東部   源光寺 広隆寺 仁和寺 法金剛院 鳴滝 二條天皇陵 竜安寺
  右京区北部   清滝川 神護寺 高山寺 西明寺

広隆寺
                  
 広隆寺は右京区太秦にあります。太秦の地名からも判断できるように、
 古来の渡来系豪族の秦氏の本拠地でした。秦氏は特に養蚕、機織の
 技術に優れていたといわれます。
 聖徳太子が秦河勝に仏像を授けて、太子の死後、河勝は太子供養のために
 広隆寺を建てたと伝えられます。
 このお寺の木造の仏像は一見の価値はあると思います。飛鳥から平安初期の
 ものがあります。韓国から伝わった弥勒菩薩は必見です。
 西行もこのお寺は見ているはずですが、記録はありません。
 中の画像は太子堂。最後は仁王門です。

広隆寺1

広隆寺2

広隆寺3

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  源光寺

下の画像は京福電鉄北野線の常盤駅の駅名表示板です。
常盤の地名や駅名が昔をしのばせはしますが・・・しかし、常盤ということばの
由来を知らない方々にとっては、ただの喧騒にあふれた街なのでしょう。



常盤駅の南200メーターほどのところに源光寺があります。
このあたりはいかにも谷という感じで、常盤駅からみたら20メーターほどの
低地でしよう。藤原為忠の邸宅は常盤谷にあったということですので、この
付近であることは確実でしよう。

源光庵は往時をしのぶよすがとてないお寺になっています。尼寺です。
鳥羽天皇第三皇女のワ子内親王がここに隠棲し、
藤原定家がたびたび見舞ったということが、立て札に説明されています。
小野篁の冥土往来の伝説もあるそうです。
源義経の生母の常盤御前はこの付近の生まれだそうです。
このお寺は京都六地蔵の一つで、地蔵盆のころにはにぎわいます。



小さなお寺ですので、写真を撮るところもなく、丁度、可憐な花が
満開でしたので撮影しました。



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